1980年式トヨタカリーナ2000GTレストア その2

鈑金塗装修理事例

前回の投稿1980年式トヨタ カリーナ2000GTレストア その1 からの続きです。

1980年式トヨタカリーナ2000GTレストア その1
今回は40年前(1980年式)に製造されたトヨタ E-RA45 カリーナ2000GTの レストアのご依頼を頂きました。 いつもお世話になっている自動車整備士の方からの紹介で、仙台市青葉区の自動車整備工場様から初めてお仕事...

今回はフロントエンドパネル錆修理とクリアーコートはがれ修理を紹介します。

フロントエンドパネルに酷い錆びが出ています。

指で押してみるとボロボロと砕けてしまいます。

錆びている部分を取り除いてから、

他車に使用した新品部品の余った鋼板を加工して形を作り溶接しました。

溶接した部分をベルトサンダーで削り、パテで形をならしていきます。

上手く形を作ることが出来ました。

 

塗膜が劣化して白くなっている箇所は、ボンネットのクリアーがはがれている所です。

年数が経つと自然にベースコート(赤色の塗料)から表面のクリアーコート(ベースを保護して艶を出す透明な塗料)がはがれる現象が起こることがあります。

この様になってしまったら再塗装して直すしかありません。

下地が悪い状態に上塗り塗装をしてもまた不具合が起きてしまうので、塗膜を削り落としてからサフェーサーを塗って下地処理をします。

 

 

ルーフ、フロントフェンダー、フロントドア、クォータパネルにもクリアーコートのはがれが見られました。

 

範囲が広いので時間はかかりますが、仕上がりに影響するので根気強くクリアーを削り落としていきます。

 

古い車は部品が無い事がよくあります。その時は自分で加工して作るのがレストアの面白い所だと思います。

フロント部とルーフと側面の下地作業が終わりました。次回はリア部の下地作業を紹介します。

1980年式トヨタカリーナ2000GTレストア その3
前回の投稿1980年式トヨタ カリーナ2000GTレストア その2 からの続きです。 今回はトランクルーム、バックパネル錆修理とサフェーサー塗装を紹介します。 トランクを開けるとクォーターパネルとバックパ...

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