サフェーサーとは、塗装の下地となる塗料で防錆・密着やパテの吸い込み防止など、塗装する時の土台をしっかり作るものです。
主剤と硬化剤を混ぜて科学反応で塗膜を形成する2液型と、塗料から溶剤が抜けて塗膜を形成する1液型があります。
今回は当店で使用しているプライマーサフェーサー2液型の「ロック プラサフ クライマックス」と1液型の「ユニコン ノンサンプラサフ974」を紹介します。
「ロック プラサフ クライマックス」は2液型プライマーサフェーサー(通称プラサフ)です。
主剤と硬化剤を5:1で混ぜて、混ぜたものにエコマルチシンナーを5%~15%で希釈して使用します。
シンナーで希釈するのは塗りやすくするためです。
希釈し過ぎると傷を埋める力が弱くなります。
ロック プラサフ クライマックスの乾燥時間
5%希釈 10℃/30分 20℃/25分 30℃/15分
15%希釈 10℃/100分 20℃/60分 30℃/35分
2液型は熱に反応して塗膜が硬化します。
ロック プラサフ クライマックスの特徴は
- 盛りやすく、巣穴が埋まる
- 垂直面でタレにくく、塗りやすい
- 素早くカチッと硬化し、研ぎやすい
こちらは「ユニコン ノンサンプラサフ975」は1液型の缶スプレータイプのプライマーサフェーサーです。
主に内板などの隠れている場所に使用します。
ノンサンとはノンサンディングの略で、サフェーサーを研がずに上塗り塗装が出来ます。
乾燥時間はとても早いので作業性が高いです。
「ロック プラサフ クライマックス」は厚塗りすることが出来て、傷や巣穴を埋めることが出来るので、主に外装に使用します。
「ユニコン ノンサンプラサフ975」は傷を埋める力が弱いので外装には使用せず、密着・防錆のために内板に使用します。
トヨタ クイックデリバリー 全塗装その2(プラサフ塗布作業)
前回の投稿 からあげVECベック様の トヨタ クイックデリバリー 全塗装その1(鈑金工程)からの続きです。
今回はプライマーサフェーサー塗布作業を紹介します。
パテを削って平らにしてそのまま上塗り塗装を...
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