車のシール剥がし方

工具・材料

今回はシールの剥がし方を紹介します。

鈑金塗装をする時に、シールや両面テープを剥がす作業が必要になります。

  1. ストライプテープやステッカー剥がし
  2. エンブレムやバイザー(ドアの上部に付いている雨よけ)を外した時の、両面テープの残り剥がし

 

車は屋外で使用されるものなので、車両用のシールや両面テープの粘着力はとても強力です。

家庭にあるもので剥がすのは時間もかかりますし、剥がすのは厳しいと思います。

 

今回は、プロ用の道具を使ってストライプテープを剥がします。

 

HAKKOというメーカーのヒートガンです。

 

ドライヤーに似ていますが、工業用なので最高500℃の熱風が出せます。

ちなみにドライヤーは、100℃から120℃なので約5倍の温度です。

 

温める素材によって、気をつけながらの作業になります。

ヒートガン本体を守るため作業後に冷風に切り替え、約20秒のクールダウンが必要になります。

 

ヒートガンで熱するとシール表面のビニールが柔らかくなり、楽にシールを剥がすことが出来ます。

シールの材質によっては、粘着剤が残ってしまうのでアセトン(除光液等にも使われる有機溶剤)で取り除きます。

 

もう一つは、ドリルに取りけて使用するスーパートルネード(剥離器具)で剥がします。

 

ゴムの摩擦でステッカーのみを削り取ります。

材質が柔らかい特殊ゴムで出来ているので、塗膜を傷つけません。

 

ドリルに取り付け剥していきます。

スピーディに剥がせますが、作業時間を短くしようとして回転数を上げすぎると、塗膜を傷めてしまいます。

あと削りカスもかなり出ます。

ゴムで付いた跡をコンパウンドで磨けば完成です。

 

自動車補修研磨剤ソーラーポリアップ
前回の投稿のヴェルファイアのブラックは高級感や存在感があってとてもカッコいいですよね。 しかし、ブラックというカラーは鈑金塗装する者にとって、とても神経の使う色です。 ブラックの塗膜は細かい傷がとても見えやすく、布で撫で...

 

年数が経ったステッカーを剥がす時は、日焼けによって色の差が出てしまうことがありますので、最悪の場合は塗装が必要になる事があります。

 

コメント

  1. […] 車のシール剥がし方今回はシールの剥がし方を紹介します。 鈑金塗装をす… […]

タイトルとURLをコピーしました